今回は、先月末にSCOOBIE DOが行った配信ライブについて
スクービーは、毎月月末に配信ライブを定期的に行うようになり
次第に内容もバリエーション豊かになってきて
今回はなんと! 曲中のMCもかねて、名うてのファンク講師であるFUNKY4の皆様が、「FUNKとは何ぞや?」を語る!
語ったあとに、その要素が込められたスクービーの曲を1曲実演!
講義&実演のセットというラジオ番組のような、おしゃれな構成でした
配信に向いていることはもちろん、実際のライブでもぜひやってほしい
ベテランならではの楽しみ方ですね。
ちなみに今回のセットリストは「Funki”s”t Funk-aーLismo!」
と、いうことでFUNK色が強い曲ばかりで揃えたリスト
「基本、定番やファンがこれほしいよね、という曲を入れちゃうのでここまで偏ったセトリにはならない」とマツキさんが言っていましたが
それがいいんです!むしろそのほうが f(^_^;
そんなレア曲だらけの前半が
Live Champ
Funki"s"t Drummer
SLOGAN
Steppin' Loud
Don't Stop The Music
サバイバルファンク
Breakin' Beaters
自身でも「ライブでやるの2回目くらいの曲もやった」とPodcastで
言っていたのが「SLOGAN」ですかね?
ナガイケさんの感想ブログで見てはじめて曲名見て、こんな曲あったんだ?と思いました。そんな曲まで掘り返してくれるのいいですね。
(公式サイトから行けるブログですね)
2曲目は「ensemble」のシングルリリースの2曲目に入っていてアルバム未収録
⇒ここからライブタイトルが取られているんですかね。
あとは、今レア曲、と思うものってだいたいメジャー時代の曲なんです
2004~06年くらい。そこから一度目の野音~CHAMP RECORDで独立して、作風がけっこう変わるのでメジャー期の曲は今聴くと斬新なものが
多いですね。
で、ここから「ファンク講座」へ、まずはオカモト先生!
MOBYさんの語り口って聞きやすくて好きなんですよね~
以下要約
・時は1962年。ジェームス・ブラウンによってファンクミュージックが誕生
・この時代は、スクービーの好きなニューオリンズのファンクが主流
いろんな移民が集まり、文化が融合してファンクが形成される
・セカンドラインのリズムでパレードする=ストラット これで有名なのが「ミーターズ」
・ストラットのリズムをスクービーの曲に取り入れたのが、2002年の「冷戦」
と、こういう感じで 壮大な曲の前フリになっているんですね。
続いて、ナガイケ先生
しゃべっているシーン自体が貴重です(^_^;)
・70年代のどっしりしたベースから進化して、のちによりベースが目立つ「スラップ奏法」が生まれる 強い音を出して、ドラムの代わりのようなことも出来る
・これが有名なのが、「スライ&ザ・ファミリーストーン」
・スクービーの初期曲では、スラップはほとんど取り入れられていないが、徐々に使われ始める
・スラップを全編的に多用しているのが、2009年の「ガレキの上のジェットコースター」
なかなか特徴的なリズムの曲ですね。ベースの太い弦をこのようにガンガン
弾くって、かなり指にダメージがありそうですね(^_^;)
鍛えられてるんですね~
次に、実際にオンライン授業を行っている!マツキ先生!
・ファンクの花形はドラム&ベースであり、ギターはファンクの中では中心ではない
・そのなかで、ファンクで有名なギタリストと言えばジミ・ヘンドリックス
・特徴的なのが、「ジミヘンコード」メジャーとマイナーのコードを同時に鳴らし、
重ならない音を重ねて特徴を出している(正式には、セブンス・シャープナイン)
・このコードをスクービーで打ち出したのが、2005年の「Swingin' Rebels」
おおッ!! ライブ音源に入っていながら、ライブの中では一度も聴けていなかった
曲がここでッ!! ラップのような早口歌詞がレアですね~
年末リクエスト企画に入る候補の上位でしたが、ここで聴けたので候補がひとつ減りました(^_^;)
最後に、コヤマ先生 みずから、今の話を踏まえて FUNKの真髄を。
・ファンクは、2つのものの上に生まれる。
・ファンクは、2人以上の人とやり合うと生まれる。
⇒ つまりは、FUNKY4と PLUS ONE MOREがいて
初めて生まれる!
と、いうことで通常の流れに戻ってきましたよ!と。
アンコールは、本日(12/9)通販にて発売になる、新曲「同じ風に吹かれて」
SCOOBIE DO / 同じ風に吹かれて(Onaji Kaze ni Fukarete)
めずらしく、コヤマさんのボーカルのキーがめちゃめちゃ高い
あんまり、他の曲でキーの高い・低いが特徴になる曲が少ないので
ひっかりましたね。
哀愁のある雰囲気を生むのに、このキーにしたのか
最後が苦しそうですからね~
悲観的になりすぎず、でも時世を踏まえてちゃんと心持ちに寄り添ったナイスな一曲ですね。
次回は、年末のリクエストライブ
例年、小キャパの会場でしか行われていなかったので、これが配信になるのはむしろ嬉しいところです。リクエストもしようと思います
楽しみが、もうすぐ来そうですね~o(^-^o)(o^-^)o