今回は、ピアノ、ベース、ドラムの3ピースバンド「クアイフ」の音楽が
クラシックのオーケストラと融合した!という壮大なライブの模様が
なんと無料で!! youtubeにて配信されました。というお話です。
クアイフは、ピアノをメインにしたロックバンド→ポップバンドとして
メジャーで活動しているグループで 以前には名古屋にて、
弦楽四重奏(バイオリン×2、ビオラ、チェロ)とコラボしたライブを見に行ったりして クラシックの雰囲気にもマッチしやすい曲を作っているんですが、
コロナでのライブ減少、並びにドラムの幸宏さんの怪我での音楽活動休止、
というダブルのアクシデントのなかで 新たな活動として
なんと音楽大学のフルオーケストラとのコラボ!という計画が始まりました。
以前の名古屋ちくさ座でのコラボライブについて↓↓↓
企画がされて、クアイフの曲をオーケストラ仕様で演奏する、ということになり
自力でオーケストラ対応のアレンジをして、楽譜も自分で作るということに
なったという苦労がこちらのサイトにまとめられていました。
バンド音楽+オーケストラの融合を果たしたクアイフのライブ「live my city Q」の舞台裏、難しい技術がたくさん詰まっているんですね~。
— TK (@TK_kimagure) 2021年1月14日
Finale ロックバンド「クアイフ」、Finale未経験から2週間でオーケストラ共演用スコアを制作(前編) https://t.co/SFyVKp1ZNP
曲は全部で6曲
1.愛を教えてくれた君へ
2.Salvia
3.meaning of me
4.冬の花火 (新曲)
5.自由大飛行
6.アイノウ
と、いうことで全くの新曲と、全く原曲と違うゴスペル調のアレンジをした(3.)などもあり、新鮮な聴こえ方をしています。
そのオーケストラとのコラボライブがこちら!!
クアイフ×名古屋音楽大学オーケストラ Special Live 「live my city Q」
バンドの音楽を、オーケストラに変換する、
大人数で共有できるように楽譜として書き残す、というのがまず
普通じゃない荒業、というのがわかりますね。
このピアノを弾いて歌を歌っている森 彩乃さんが音大でクラシックピアノを習っていた、というバックボーンがあっての技、ということなんですね。
歌い方も、情熱的な歌い方というよりは、ドライにハッキリと演奏に乗っけるような歌い方になっていて、オーケストラの荘厳な音にマッチしていますね。
いろんな引き出し、技術があるのが素晴らしい
フルオーケストラで演奏する曲だけでなく、ピアノ・ベースとコーラスのみ、
ピアノ・ベースとソロのバイオリンのみ、それプラスホーン隊など
曲ごとにそれぞれ相応しい編成の変化もあって、そのプロデュース力もスゴいですね。
ピアノ、オーケストラ、ドラムと目立つ楽器のなかで一見存在感がうすい
内田さんのベースですが、アレンジするなかで
全体の曲を引き立てるために、自身のベース(やシンセを弾いている)は
最小限にとどめた、とインタビューにあって
ベースの演奏する立場から、他のいろんな楽器の入った全体像を構想して
そこからまた自身の立ち位置に戻る、という「俯瞰する力」がこれまたスゴい。
4曲目の静謐な感じのバラード、シンプルな演奏から
5曲目のフルオーケストラでの大迫力、という落差も
より曲が素敵に聴こえて◎◎ ですね。
参考に、原曲でMV動画があるものを載っけておきますね。
一曲目
二曲目
クアイフ 「Salvia」Music Video(Short ver.)
三曲目
五曲目
彩乃さんが最初、指揮をしていてそこから演奏に入る、というのが
指揮者の方が演奏に入るシーンのところを代わりに指揮している、という
話で、あんまり見てなさそうな指揮者だけどやっぱり大事なのかなぁ、とか(^o^;)
最後の、ジャーーン、と大きくやって〆にジャンピングでジャン!!と
なってそのまま勢いではけてしまうシーン、がかわいいですね。
六曲目
アカペラでの歌のうまさが際立つオープニングが絶品
コーラスもシンプルで、最後がホームカメラみたいなムービーで締められて
いるのがほっこりしていいですね。
と、いうわけでこちらは有料配信でないので、期限なく見られると思うので
また見たいと思います。
スマホの再生よりも、音質のよい機器で聴くとよりいいということなので
パソコンやイヤホン、ヘッドホンなどでも試してみるといいですね。