去年の10月に思い立って気まぐれで行ってみたんですが、記事にはしていなかった「お蔵入りネタ」を出してみることに。
だいたい、都道府県の境は「川」か、「山」で区切られることが多く県境の周辺は(山岳や、河川敷など)人が住んでいない土地であることが多いんですが
住宅街のまんなかに、三県(埼玉、栃木、群馬)が一点に接している場所がある!という
このちょっと離れた場所に、「茨城県古河市」も入ってきているので広く捉えれば「四県」が一堂に会している。 全国的にも珍しい場所なんですね。
その場所に、渡良瀬川の土手沿いに「道の駅かぞわたらせ」(旧名は道の駅きたかわべ)というスポットがありました。
クルマで4号バイパス~旧4号を走り、東武日光線の「柳生(やぎゅう)駅」の近辺からはナビを見ながらウロウロしていたら、
農道みたいな細い道に迷い込んだりして苦戦しつつ、なんとかこの道の駅にたどり着きました(^o^;)
はじめから川の土手沿いにある道でアクセスするのがいいようです。
この道の駅かぞわたらせ には、地産品のショップやお土産屋や、パン屋さん、食堂などけっこうお店があり
r.gnavi.co.jp
ざるそばをここで食べたら、けっこう歯ごたえがガッシリしたお蕎麦でおいしかった記憶が(^_^;)
残念ながら写真撮り忘れ(ノーマークだったので)ですが、、、
そして、件の三県境はどこや?!と案内をいろいろ見ていたらクルマでは近くまで行くのは難しく
ここにクルマを置いて、歩いていくのがいい様子。
土手の下を道沿いに歩いていくと、民家の壁に標識が。
地図で見ると、このように
埼玉県加須市、栃木県栃木市(藤岡町)、群馬県板倉町が一点で交わっています。
畑を見ながら歩くと唐突にそれは現れました。
畑の一部分にちょっとした広場(でもベンチくらいしかない)があり、標識が立っていて
畑のなかに細い水路で境界が分かれていました。
アップにするとこのような
さらにこのY字のどまんなかには
ここが埼玉・栃木・群馬の中心!!
でも地味すぎる。。。( ̄▽ ̄;)
もともとただの畑だったところを、ここまで分かりやすく整備したらしいです。
もともとこの畑(田んぼ?)のある全体が川と、川縁の土地で川が蛇行していて、川の岸で県が分かれていたところを
水害対策で別のところに川を直線に誘導し
もともと川だったところを埋め立てて平地にしたので
県境が入り組んだまま残されたようです。
誰かがいたずらをして、警察も呼ばれるような事態があったらしく
手作りの看板が推理小説のヒントみたいな状態に( ̄~ ̄;)
読めるかなぁ、読めねだろうなぁ~
よく見てみると、土手の上にこの標識が
この手前側が栃木県
歩くこと約2分ほどで
Google mapと見比べながら歩いたところ、この位置がまた境で、ここから先に歩くと埼玉県加須市に入る
つまり、道の駅かぞわたらせ は埼玉県にある、と
(目の前に見えている建物)
この右下にひょろっと延びているあたりが
その三県境のあたりなんですね
こういうベロ👅のような形に延びているのは
市町村の境などでも多く見られる謎の形ですね。
西武線の秋津駅は直線のホーム上に、清瀬市・埼玉県所沢市・東村山市と並んでいて県境が二つもあるらしい、と見ました。
こういう風に、割り込んできているようです。
飛び地とか、複雑な境とか不思議なことがたくさんありますね~。