先週、買ってきたfishbowlのアルバム「自然」を何回か聴いてみました。
だいたい、アルバム発売すると音楽雑誌とかネット記事等でレビュー記事やインタビューなど、解説的なものが見られたりしますが、今回はそういうのが見当たらないですね。
ということで、アルバムを聴いても分かることと、依然として分からないことがありますが(^_^;)
感想を書いていきますね。
今回のアルバムの最大の特徴というと、曲のタイトルが
fishbowlはすべて「漢字2文字」で統一されている(アルバムのタイトルも)んですが、さらに縛りが追加されて
「数字が付いてる二字熟語」が並んでいる、ということ
そして前後に
「±零」プラスマイナス ゼロで1曲目はゼロ
最後の曲はプラスマイナスを解体すると+−で11!
一雨、二兎、三島、四季、五五、六感、七夕、八月、九天、
十色 とこんなに綺麗に並びますか〜というタイトルになってます。
fishbowlの曲はそんなタイトルでも、結構曲のストーリーにあったタイトルになっていることが多いんですが
さすがに今回は、このタイトルと曲を聴いてもいまいちリンクしないな〜という点もいくつか(^_^;)
三島、九天、十色あたりですかね。
1曲目の「±零 yaya plus」はオリジナルver.で、12曲目の「±零 yaya minus」はそれのRemix ver.のような感じになってますね。曲と歌声はおんなじで、ファミコンのようなゲームサウンドを取り入れた面白いRemixになってます。
plusとminusの表現の意図は、いまいち分からなかったですがどちらも楽しく聴けました。
静岡限定版に入っている「半分」は、0.5ってことかな?
「new demo」と書いてあって、他の曲とは雰囲気が違う
「百青」は、そんな言葉あったかな?と調べてみましたが
この曲はfishbowl結成後わりとすぐのシングル「踊子/朱夏」のカップリングとして、当時の6人のメンバーを2人づつ、三組に分けてそれぞれの名前を取り入れたタイトルの曲を作った様子だ、と分かりました。
なので、「百青」はももあおと読んで、大白桃子ちゃんと途中で抜けた澤口葵ちゃんのコンビ·ソングだったものを
同じく新メンバーの佐佐木一心(こころ)ちゃんと、斎藤ザーラチャヒヨニ(ザーラ)ちゃんのコンビで歌っているという。
新メンバーが歌っている、ということで歌詞の雰囲気的に
この曲はアイドルになる前の「アイドルに触れた私」と、実際に「アイドルになった私」の変化について歌っているのかな、と思いました。
限定版ならではのカップリング曲ということで、こういうのも聴けて良かったです。
それにしても、fishbowlは4人の時間が長かったですが
6人→4人→3人→5人、とちゃんと見るとメンバーが変遷していて
最近のライブを見るとすでに「5人で完成されている」感が強くあったので
長期お休み中の「久松由依」ちゃんも、戻るに戻れない感じになっちゃいそうですね。公式からのリリースもまったくないので、卒業発表していないだけ、の状況なのかもですね。
あと、アルバムタイトルの「自然」ですが、これは曲タイトルの数字並びにちなんで「自然数」(整数とかに近い数学の用語だったような)を並べたから、と言われてますが
限定版のジャケットや盤面のイラストのように、
曲の中にも景観の良い自然の景色が浮かぶものも多いので
これもヤマモトショウお得意の「ダブルミーニング」のひとつなのかな?と
(一雨、七夕、八月、九天など)
アルバムの曲全体には、ウキウキ·ワクワク!するような
明るくPOPで跳ねるようなリズム、メロディーの曲が多いので
アルバムを通して聴いてもかなり気分が明るくなる、ノリノリな一枚になってますね。
それとラップが多用されている(木村日音ちゃんがメインにやってる?)曲が増えたなぁ〜、というのと
ヤマモトショウ的な雰囲気の歌詞に「です、ます」がかなり入っている
でも音の乗っかりがいいので「です、ます調」がfishbowlらしさを生んでいる、というのもあるかなぁ〜
ひとりで全部の曲を作詞·作曲しているから、どこまで狙って(全部計画です!と言われれば天才!としか言いようがない)
なのか分からないけど、タイトルの数字順に曲を並べたにも関わらず
ノリノリ、イケイケの曲が連続して飽き感が出ないように
ラップ調だったり、バラードだったりが間に挟まれていて
やっぱり単曲ごとで聴くんじゃなくてアルバムは曲順、繋がりなんだよ!というプロデューサーの熱い魂を感じずにはいられません(^_^;)
長くなったので特に好きな曲だけ紹介しますと
「一雨」は、雨とタイトルに入っているからしっとり系かと
いう安直な考えをぶっ飛ばす!明るく爽やかで都会的なサウンドが素敵
雨を取り入れることで、より晴れ間を際立たせているような曲調がさすが! 編曲に宮野弦士、というフィロのス時代の天才コンビが再び、というのもいいですね。
「四季」は、そうタイトルについているけど季節に関係なくどの季節、365日も君が好き!ということのようで
曲間に「shake it shake it」という声が入っていて、聴くと「シキシキ」に聞こえて 歌詞にも「君とぐちゃぐちゃな季節を楽しんじゃえるfeeling」とあるので、その狙いかな?となりました。
この曲のサビに乗っかったときのスピード感、躍動感がかなりあってアルバム全体のてっぺんを感じますね。
この曲もライブで大盛り上がり!なイケイケ、ノリノリ曲なんですが特にメロディーがピョンピョン跳ねている部分が
爽快感が強いです。シンプルにアイドル可愛い曲って感じですね。でも歌詞が多くてテンポも跳ねているから歌うのは大変そう〜(^_^;)
「普通じゃなく君が好き」とか「根拠はなく君が好き」とか
意外と歌詞にならなそうな歌詞がいい感じ
で、このライブの曲間でメンバーがひとりづつ飛び出しながら
「1、2、3、4、5、、、」て数えるのでそのあとなにかあるのか?と思ったら普通に「6」で終わるの、めっちゃ謎(^_^;)
この写真でわかる通り、このアルバムのなかで一番古い
去年の夏に歌っていた曲でまだ4人のビジュアルになってますね。
この曲の、夏だ!カルピスウォーターだ!(^_^;)みたいな爽やかさとアイドル感と、繰り返し「オーイェー!気温上昇🌞🌞」とシャウト&ラップで盛り上げるところがフェス感あって良き◎◎
「September」の「バーディア」っていうのが入ってるのも
まだ9月じゃなくて8月だからもっと夏を楽しもう!っというメッセージになっているのも気分アゲアゲ💃💃で夏の鉄板!ナンバーという気がしますね。
よく分からないといいつつ、長々と語ってしまいました。
アルバム通して聴くのが楽しい1枚ですね。という締めで終わります。