5.稲場愛香 「圧倒的LOVE」
続いて、5〜8曲目までの紹介
まなかんについては、以前に語った回があったのでそちらを参照
ここでは、カップリングに入っている「LOVE is BLIND」という曲も入れようかな、と思ったけど削ったのでそちらの曲について
こちら、まなかんのイメージとしては珍しい
「力強く歌い上げる」感じの曲でかなりカッコよく仕上がってます。スローペースで、声の低いパートから後半にかけて
盛り上がりを作っていく感じのメッセージ性もありの曲
M-lineの主力?というのかな、同年代の
4月〜6月にかけてシングルやアルバムを相次いで発売ということで
M-line強化期間だったのかなー、と思われますが
宮本佳林ちゃんはアイドル性を下敷きにしつつ、マルチなエンターテイナー(演劇やミュージカルみたいなものもやっている)指向で雑誌のインタビューによると
自分の中からこれをやりたい、アピールしたいというより
皆さんに楽しんでもらえるものは何か?という観点で活動している、というようなことが書いてありました。
対して、小片リサちゃんのインタビューでは
アルバムを出すにあたって、自分を表現できる音楽、歌について深く追求するようになった、ということで
よりシンガーソングライターのような立ち位置になっていくのかな、という対照的な例が見えたので
まなかんも持ち味が幅広くて、器用にどれでもイケそうなものがあるだけに、基本は「あざかわアイドル」性がポイントになりつつも、どのように方向性を出していくのかなぁ
というのが楽しみですね。
6.ocha norma 「peek a boo」(メンバー抜粋4人にて)
1月の最初にオチャノーマの2枚組アルバムが出て
1枚目はほぼベスト盤で、2枚目が新曲含むというところで
これも以前にしっかりレビューしているので、こちらを参照というところで
「宇宙規模でダイスキ宣言!」とか「good luckの胸騒ぎ」とかも入れたいような代表曲なんですが今回はカットして
こちらの曲、jazzのようなK-POPのような
とにかくハロプロ界からいったん離れたものを採り入れてみる!みたいな意欲作に感じて衝撃を受けました。
あと、この曲のクールな筒井澪心(ろこ)ちゃんからは
ポスト·段原瑠々 の雰囲気を早くも感じられるところが
良きかな〜◎◎、という点もポイントですね。
7.タイトル未定 「壊せ」
タイトル未定は去年のTIFきっかけで知った北海道のアイドルグループで、4人組でしたがひとり卒業していまは3人組になっているグループ。
80年代の歌ウマの昭和アイドルのような、クラシックで本格派な、ビジュアルもかなり清純派といった雰囲気
歌姫の富樫優花さんを中心とした、独特の世界観に引き込むのに長けたグループですね。
去年、全国販売アルバムとして再リリースされた「青春群像」というアルバムのほか、配信でポツポツ出されている曲も
驚くような高クオリティのものが多くてビックリ。
そこで、今年になってから配信リリースで何曲か出ていたので
聴いた中で良かったのがこの、「壊せ」という曲
自分自身や身の回りの社会のつまらないものを壊して
先へ進もう、時流にのって成長していこう、というメッセージがありますね。
世界観がときに重くなりすぎる曲もあるグループの感じですが
この曲はメロディーが爽快で、途中ではドラムが盛大に暴れていたり
終盤ではシンガロングが効果的に取り入れられて、最後まで盛り上がって終わる!という流れになっています。
タイトル未定のキラーチューン、「鼓動」にも感動を巻き起こすようなシンガロングが入っていて、作曲している人のセンスを感じます。
まだまだ成長途上という感じで、活動をすぐに追える感じではないのですがフェスなどのイベントでは見る機会があるのかも?といった感じで、曲を基本的に楽しんでいくスタンスで行こうかな、と
新メンバー加入するのかを含め、今後がゆるく気になる期待のグループですね。
この曲は、アルバム「montage」のなかでも一番変わり種、というか小片リサさんの曲風から一番離れているようなギターロック調の曲で
おっ、意外とこういう曲でもフィットするのねー、となったので最初にピックアップしようと思った曲でした。
曲調とエレガントな声のハマり具合が
小片リサちゃんのアルバム内の「painter」という曲、「my little lover」っぽい曲と声だな〜っと思ってたら曲作った人がマイラバの人だったとは?!90年代の再来ですね〜
— TK (@TK_kimagure) 2024年6月23日
爽やか! https://t.co/oa6TTE1yRP
「my little lover」のアッコさんとかなり似た雰囲気に感じたけど、曲を作った人がマイリトルラバーの人(最初、3人で活動していたときのメンバー)だったという
そりゃ似てるわなぁ、となりまして
こんな感じかな?こちらも、元からロックとはかけ離れた声質、曲風だけどこんな曲でもハマっちゃうんだ?と不思議に思った記憶が。
painterという曲自体は短いし、あっさりしてるんだけど
アルバムを通したなかのインパクト、アクセントとしては
確実に機能している曲かなぁという印象でした。
次回につづく