ピアノ、ベース、ドラムの3ピースバンド、Qaijff(クアイフ)のライブに行ってきました。
前回クアイフのライブに行ったのはなんと5年前の2019年9月。
名古屋、ちくさ座での公演だったわけなんですが
コロナ禍は言わずもがな、ですがそれ以外にも
かなりいろいろな事がバンドに降りかかっていて
それも含めての5年ぶり、ということでした。
大きかったのはドラムの幸宏さんの体調不良による活動休止
そこから、オーケストラとのコラボなど新たな取り組みをするもののライブ活動が少なくなり
再びインディーズ体制に戻り、バンド名もアルファベットのQaijffに戻り
コロナ禍も収まりかけた2023年にはなんとボーカル、森 彩乃さんが乳がんを発症
闘病しつつ、配信にてなんとか音源は発表していましたが
ほとんど情報が入ってこない感じで自分的にはSTOPしていました、、、が!
森さんがライブができるほどまでの体調が回復して
(治療は継続中とのこと)、このたび東名阪のワンマンツアー開催!とのニュースが飛び込み
その東京ライブが土曜の12時〜、という(仕事に入る前に(^_^;))行けそうな日程だったので取ってみました。Luckyですね〜
場所は、代官山 駅前に近い「晴れたら空に豆まいて」という
変わった名前のライブハウス
地下2階で、レストランのような内装のなかにステージが奥にありました。
入口にはインパクトのあるポスターが(^_^;)
クアイフをはじめて見たのが2014年で、そこから10年経ってるということで、歴史の積み重ねを感じるビジュアルの変遷
初期 若者ですね〜
メジャーデビュー期のアー写
そして現在、という
全然別のグループみたいな違いが(^_^;)
森さんの闘病をすぐ近くで支えるということもあってか、2023年の8月には森さんとベースの内田さんは事実婚も発表
ということで、moumoonと同じくの公私両面でのパートナー、となったそうです。強いですね。
この赤い衣装で、ドラムにサポートのトガミさんという(けっこう若い?)人も入れてのライブでした。
前置きが長くなりましたが、お昼のワンマンライブとしては長めの1時間45分ほどで、10年のキャリアを総括しつつ
最新の新しい世界観も見せつける、オールタイム・ベストな素晴らしいライブでした!
最初は 「Wonderful Life」という過去のミニアルバム·タイトル曲で始まり
前半は、ご無沙汰だった5年間のうちに発表した配信シングルの曲をメインで、最近のモードのクアイフを披露
この「たらしめろ」、という曲
自然と客席とのシンガロングになっていて
前半部分はけっこう「じっくり曲を聴く」モードで聴いていたところでちょっとライブの盛り上がり出てきた!感が良かったですね~
いろいろな困難を乗り越えて、歌詞にも一聴しただけでも
説得力というか、ポジティブに自分を鼓舞できるような
力強さが備わってきたなー、と
初聴きでもちゃんと歌詞の中身が浮かんでくる歌の明瞭さもいいですね。
さらには、闘病中の不安な気持ちを吐露したスローペースな初披露曲もあり
でも、MCの場面では森さん、内田さんともハツラツと明るく
しかもゆるくてまとまりのない、アットホームな内容で
かなりシリアスな局面を乗り越えたことを感じさせない
明るいバンドの雰囲気を広げていました。
お昼のワンマンライブは、東京の遠征でも早い時間に名古屋に帰れてラクだからこれもいいなー、とか(^_^;)
森さんの、内田さんへの曲中の合図の出し方が圧がスゴっ、とか
そして中盤から終盤にかけては、1stアルバム「Qaijff」の曲や
ミニアルバム「Organism」、「Life is Wonderful」の人気曲も幅広く出てきて、「こんな曲あったなー」と新鮮な気持ちで聴けて
まさに10年間のオールタイム・ベストな素晴らしいセトリだな!という印象に
こんな演奏力ブリブリな曲から
リリース当時キラーチューンだった、ピアノの存在感バツグンな曲もあり
1stアルバムからは
ピアノロックバンドの初期衝動が詰め込まれた「ピラミッドを崩せ」 この曲中の緩急の使い分け、ピアノならではの小さい波〜次第に大きな波〜また小さい波〜、というダイナミックさの表現など
これぞクアイフ!という楽曲の良さをライブでやってくれて最高🎉🎉でした。
終盤には、初めて見たときに最初にハマったこの曲も入って
10年前に見たときの「音霊」のときの雰囲気とかがダブって
かなりグッ!ときました。フレッシュさと円熟味がどちらも味わえて◎◎
そして、満を持して最後に 最新曲の「誇れ」を披露
毎年しっかり、「名古屋グランパス オフィシャルサポートソング」を発表して提供している面もあり
勇壮で一聴して 覚えられるくらいはっきりしたメロディー
メッセージ性も強く自分を鼓舞できる力強い曲でしっかり
フロア中でシンガロングして、大盛り上がりに終わりました!
Qaijffのバンドの時計が、再び力強く動き出したのを感じられて嬉しかったですね〜
森彩乃さんのピアノ弾き語りワンマンが9/15(日)に
渋谷であるそうなので、発売されたらチェックしてみようかな、となりました。
はい、追記ですが9/15(日)の渋谷7th floorでのソロワンマン
行ってきました〜
座って聴ける(&呑める)、ありがたい会場で約90分の内容
曲の披露内容はけっこうこの7月のライブとカブっていたかな
そこに加えて、親交のある家族youtuberさんといっしょに作った新曲
子育ての子供目線、親目線が入り混じったようなハートフルなピアノソングを新曲で披露
それ以外には、MC部分にてqaijff(クアイフ)結成前夜の貴重な体験談が聞けまして
クラシックピアノ🎹を長くやっていたけど、そこからバンド音楽、ポップスを志して
20歳頃にまずはギターボーカルで激しめのバンドを組んだが
すぐに解散、ソロでのピアノ弾きのシンガーソングライターへ鞍替え
東京で売れたい、と音楽業界の会社へ売り込みをする日々
(その頃、2011年頃にこの会場でのワンマンも開催)で
ちょうど、ひとりの音楽プロデューサーの目にとまって
ソロデビューへの相談を頂いたと思ったら
なんと程なくしてその方から
人事異動があり音楽プロデューサーではなくなるので
話が立ち消えに😱😱 という急転直下の展開
そんな失意のときに偶然、ベースの内田さんから
バンドやらない?との声がかかってqaijff結成に至る
そこからはや12年、音楽をやめないで続けてこようと
気持ちを切らさなかったおかげで今日またステージに立てました!という
運命的なお話しで面白かったです。
やはりグループ活動にはないバンドマンの生き様、というのも応援しがいがあるし、憧れるお話しですね〜
そして、アンコールには
急遽であまりやる曲を考えてなかったけど
切ない、楽しい、悲しい、怒りのある曲のなかでどれがいい?
というその場のリクエストから
これまた10年前に初めて聴いた頃のクライマックス曲
「clock hands」を久しぶりに聴けて歓喜🎉🎉
13年前のソロ曲も聴けたし、満足なライブでした。
改めて復活できてよかった、おめでとうの気持ちに💝
以上、追記でした。