先月買った、こちらのアルバムについて
スピッツは、リリースにあわせてラジオなどで紹介されていて、タイアップ曲の「美しい鰭」はそこらじゅうでかかっている状況でしたが
tokyo fm「the TRAD」にてメンバー出演した際に、マサムネさん以外のメンバー3人が歌う楽曲「オバケのロックバンド」を作った!という話になり
曲も流れてそれを聴いたときに、「買おうかな」となりました。
この曲は、歌詞のストーリーもメンバーそれぞれのキャラクターにあわせた内容になっていて
すでに50代中盤のおっさん(^_^;)たちが慣れない歌を歌っている+全体にほんわかした暖かい雰囲気にまとまって、いい雰囲気だなぁとなります。
その他、曲目はこちらの13曲入りになりますが
全般的な印象でいうと、「これぞスピッツ!」な曲が目白押し
しかも、90年代から始まっていろいろアルバムが出るたびに、「スピッツは変わらないなぁ」と思ってもだからいいアルバム!となるときと
じゃあ今度のアルバムは見送りでいいや、となることがむしろ多いんですが
今回はいちいち「これがスピッツ」という曲が並んでいるのにすごくフレッシュで、ビビッとくる印象の強いアルバム
そして、あまりにも独特な言葉使いの歌詞
これぞ草野マサムネ!といった歌詞がいちいちツボにハマります。
特に5曲目の「さびしくなかった」
この曲、ゆったりとしていて歌詞を追いやすい
あえてギャップのある言葉をくっつけて不思議な語感にするのがマサムネ流なのかな、と
思われるんですが、まさにそんな感じ
その他にも、CDについてくる歌詞のブックレットも最近ほとんど開けもしないことが多いですが(^_^;)
曲をある程度聴いてから、歌詞を読んでいくとなかなか面白い、文学的な面白さがありますね。
今は曲単品売り、サブスクなどが主流と言われますが
対極にあるアルバムの
「曲間の微妙な調整」「練りに練られた曲順」「歌詞をしっかり読める」
などの良さを改めて感じられますね。
その他、7〜9曲目の「手鞠」、曲中に民謡のこぶし?がサイレンのように響く「未来未来」、これぞスピッツの代表格?美麗なアルペジオで始まる「紫の夜を越えて」も素晴らしいです。
続いてBRADIOの「DANCEHALL MAGIC」
スクービーと似て非なるファンク、ソウル、ブラックミュージックの持ち味が魅力のBRADIO
これまたスクービーのMOBYさんとよく似たアフロの
ボーカル真行寺さんの圧倒的なパワーある歌唱
前回のアルバムも買ったので今回も買ってみました。
今回はかなり、ライブを意識したイケイケなダンスナンバーで明確に「ノリ重視」な曲が並んでます。爽快です。原点回帰、ということのようです。
一部、ノリ重視ゆえに歌詞がいい加減?な曲もあってライブでパワーで押し切る!みたいな感じの曲なのかな、となりますが
そのなかで明確に違うのが4曲目の「catch a vibe」という曲
bradioの男くさいファンクと、おしゃれでエレガントなサックス🎷の音色が曲全般に渡って重なり合っていて
ひと聴き目で「うわーなにこれ!」と衝撃が走る新しい感覚の曲です。
これ、海辺のテラスとかのあるおしゃれなレストランとかでかかってたら最高にムーディー
あと9曲目の「運命へ」
けっこう、バラード調の曲もカッコイイのが多いBRADIOなので、スローバラード系かなと思いきや
すんなりと流れる曲調でメッセージ性というか、決意表明!みたいな感じで力強さを感じる曲です。
その他、ライブで映えそうな曲ばかりが並んでいて
そうなると、アルバムレコーディングよりライブで完成するような?!ということで
ライブにも行くことにしました(^_^;)
以上です。